framboisegarden

思ったこと、感じたこと、悩み、喜び、なんでも。

ただ一つ

 

こんな自分だから、嫌なところや情けないところばかりだけど、

唯一自信を持てること、

自分の好きなところは

季節の移り変わりを感じて幸せに思えるところ。

 

たとえば、春。

日差しが柔らかくなって、気候も暖かくなる。

そうすると、雪解けや芽吹きを感じて、

何か新しいことが始まる予感で心が満たされる。

ワクワクする。

 

そして、夏。

強く刺すように照り付ける太陽や、うざったくなるほどの湿気。

でも、瑞々しい朝の空気は体に力をみなぎらせ、

昼の暑さを忘れさせる涼しげな夜風は

一日がよいものだったと思わせてくれる。

 

また、秋。

だんだんと涼しく冷たくなる風にものさびしい思いがしたり、

心地よい気候が勉強や読書に集中させてくれる。

見えない知らない遠い土地や、まだ見ぬ人・未来に

どきどきしながら待ちわびたり。

人恋しくなるのもこの季節。

 

さいごに、冬。

北から運ばれる雪風に鼻が冷たくなって、

マフラーに顔をうずめる朝の通学自転車。

澄んだ空気に心が洗われ、きらきらと瞬く星に

歳月の重みを感じる夜。

冬は寒いけれど、春の前の貴重な準備期間。

乾燥した空気も嫌いじゃない。

 

わたしはこんな季節の特徴も、季節のうつりかわりが

何よりも好きなのだ。

だから、植物が芽吹き花開き、実をつけ枯れてゆく様に

注意を払うことも好きであるし、

季節ごとに内容が変わるテレビCMも好きである。

 

そんな風に、自然が好きだから(虫は嫌いだけど)、

ごみごみした都会の喧騒や、せかせか急ぐ人たち、

賑やかな性格の人たちは苦手だ。

 

いろんな人がいるから、好き嫌いはあるけど

苦手な中でもちゃんと関わりあっていかなければならないけど

私は少し、そういう人が苦手だ。

 

おっとりしているのか、

でも責任感は強い方だ。

だから、肝心なところでミスをすることもある。

 

自分のこのゆっくりしたところが、

好きではあるけど短所でもある。

 

少しゆっくりしているけど、

やるべき時にはしっかりやる、そんな人になれたらな。

 

framboise